XICOトークパーティー【SNS写真時代 フォトグラファー像の今とこれから】~「写真。それは自分に向き合うこと」
2019年2月20日(水)の夜、黒田明臣さん率いるヒーコ(XICO)スペシャルトークパーティー「SNS写真時代 フォトグラファー像の今とこれから」が開催された。
東京・芝浦ふ頭の静まり返った倉庫街。
そんな一角にあって、きらりセンスの輝きを放つ建物「amana PORT」。
全国からフォトグラファー・デザイナーやモデルなどアーティスト百数十名が集まった。
ヒーコ(XICO)トークパーティー第1部「写真と仕事」
「写真と仕事」をテーマとした第1部、松野正也氏の司会のもと登壇したのは・・・
①伊藤公一さん(@co1)
②斎藤朱門さん(@shumonphoto)
③すーさん。
「友達からお前の写真を見て悲しくなったと言われた高校時代、自分の撮った写真で見る者の心を動かしたい」と写真の世界にのめり込んだ公一さん。
一方で、「SNS時代、”見てもらいたい”気持ちが強すぎるとデメリットにもなる」と語った。
「アメリカ暮らしのころ、自分の写真をアートフェアで購入してもらった」経験を発展させ、今はStock Photoで副収入も得ている斎藤さん。
「もともとマンガ家志望だった」すーさんは、「制作現場に入って、目の前の課題に全力で取り組む中で全力を尽くしてきた結果いまの自分がある」。
「写真家としてのゴール」
「自分のスタイルを大切にし続けたい」
「自分の作風や表現力を大切にしたい」
「いい写真を撮る」
「趣味としての写真を究めたい」
それぞれ表現に違いこそあれ大切にしている姿勢は、
「写真・・・それは自分に向き合うこと」。
つまり、写真・撮影とは「自分を映し出す鏡」であり、
「気持ちや想いを一枚の画に吹き込む」
「生命(いのち)を吹き込む」
ということなのだと思う。
そんな「表現者としての原点」を伝え続けることこそ、機材やAIなどテクノロジーが進化し続ける時代のフォトグラファーの役割であろう。
ヒーコ(XICO)トークパーティー第2部「写真家とSNS」
「写真家とSNS」をテーマとした第2部のトークは・・・
①ヒーコ代表・黒田明臣さん(@crypingraphy)
②保井崇志さんさん(@_tuck4)
③濱田英明さん(@HamadaHideaki)。
路上の写真をスマホ、プリント、モニター、Tシャツなど様々な媒体を通して表現した濱田さんの作品が紹介された。
濱田さんによると「来場者にアンケートをとったら、意外にもTシャツが可愛かった」という意見が多かったという。
「”純粋な写真鑑賞”なのか? あるいは “おもしろいね”ということなのか? 1万7千の“いいね”にも色んな受け止め方が含まれる」。
そんな中、濱田さんは「コアなファンが楽しみにしてくれている”思いっきり撮る”ことを大切にしている」と語った。
「インスタ映え」時代の終焉
多くの人々の目が肥えて、小手先の「インスタ映え」時代が終焉を迎える中、「本物志向」の時代が訪れていることがデータ的にも明らかにされた。
そんな中、「撮影した写真の見せ方」=「自分の想いの伝え方」のスキルにも磨きをかけながら、「総合的アーティスト」を目指すべきことを認識したトークショーだった。
懇親会
ヒーコ代表・黒田明臣さんの音頭で乾杯!
黒田さんを中心に揃った登壇者の皆さん。
そして、交流の輪は夜遅くまで続いた。
♦記事作成:STARITZ ENT&ACADEMY代表ぼくでん♦
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